windows10 エディション,ウィンドウズ 10 ホーム プレミアム,通販:6,800円

ウィンドウズ 10 アップデート,windows10 ダウンロード 版,windows10 ホーム プレミアム,詳情が見える:www.salesoftjp.com

「Redstone 1」アップデート対応版!! すべてが分かるWindows 10大百科

WaaS(Windows as a Service)化したWindows 10は、年に数回の大形アップデートで"常に最新状態"となるOSを体現してきた。2015年11月12日(以下すべて米現地時間)の開発コード名「Threshold 2」こと「November Update」の投入に続いて、今回、2016年8月2日に開発コード名Redstone 1」こと「Anniversary Update」のリリースに至った。本稿は既存の特集記事を補完する形で、最新のWindows 10に関する改善点や変更ポイントを余すことなく紹介する。

http://news.mynavi.jp/special/2016/windows10anniversary/images/001.jpg

 ウィンドウズ 10 プロフェッショナル

 

 

「One Windows」の具現化を進めたバージョン1607

Windows 7/8.xを対象にした1年間の無償アップグレードも終え、今回のWindows 10 Anniversary Updateの適用で生まれ変わるWindows 10バージョン1607が、本当の意味でWindows 10のスタートラインとなる。なぜなら、Microsoftが掲げる「One Windows」ビジョンの実装は、2015年12月から2016年7月末まで続いたWindows 10 Insider Preview(Redstone 1)で取り組んできたからだ。

Windows 10リリース前からOne Windowsビジョンは掲げていたものの、Windows 10バージョン1507の時点でPC版とモバイル版(Windows 10 Mobile)との同一化は完全ではなく、Xbox OneにおけるUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの動作もRedstone 1から始まっている。また、当時のWindows Insider Program担当者だったMicrosoft WDG(Windows and Device Group) Engineering Systems TeamのGabriel Aul氏は、ビルド11082をリリースした時点で、「『Windows OneCoreの構造改善』を行った」と説明してた。また、PC版とモバイル版のバージョン番号に一貫性を持たせたのもビルド14251(直前のPC版はビルド11102)からである。

Microsoftがコラボレーションデバイスに位置付けている「Surface Hub」も64ビット版Windows 10 Proが動作するデバイスであり、Xbox Oneも一部でWindows 10が動作するデバイスだ。これらにもWindows 10バージョン1607が提供されるか現時点では不明である。だが、関係者からのヒアリングをまとめると、まずはPC/モバイル版を同一タイミングでリリースし、その後を追いかけるようにXbox One版やSurface Hub版、Windows 10 IoT版なども随時バージョン1607に更新するようだ。いずれせよ、PC/モバイル版の統合を目指したのは正解だろう。

さて、Windows 10 Anniversary Updateは数多くの機能を備えている。ペンの特性を活かす「Windows Ink」、Microsoft Edgeでも使用可能になった「Windows Hello」、成長し続ける「Cortana」。日本IMEの強化やMicrosoft Edgeの機能拡張など、コンシューマー向け機能だけピックアップしても変更点・機能強化点は多い。開発者向け機能に目を向けると、Windows 10上でLinux環境がそのまま動作する「Bash on Ubuntu on Windows」や、Xbox One上でUWPアプリケーションのサポートが印象的だ。企業向け機能として大きいのは、個人および組織データを分離することでデータ漏洩を防ぐWindows Information Protection(旧Enterprise Data Protection)の導入と、サイバー攻撃の検出や分析を行うWindows Defender ATP(Advanced Threat Protection)の導入だろう。このように変更点は枚挙に暇がない。

残念ながら筆者はWindows 10 Enterpriseエディションを検証しておらず、本稿で紹介するのはProエディションで動作するコンシューマー向け機能が中心となる。そのため、Windows Defender ATPなどについては割愛することをあらかじめお断りしておく。また、本稿はWindows 10 Insider Preview ビルド14383以降をベースに執筆し、RTM(製造工程)版に相当するビルド14393.5で検証を行ったため、一部の図版は古いものが含まれているが、合わせてご了承頂きたい。

なお、Windows 10 バージョン1607の最小ハードウェア要件は変更が加わっているので注意が必要だ。Windows 10およびWindows 10 MobileはTPM 2.0が必須、32ビット版Windows 10の最低メモリー容量が1GBから2GBに増加している(64ビット版Windows 10は以前から2GB以上)。Windows 10 Mobileは1,280×720ピクセルまでは1GB、1,920×1,080ピクセルまでは2GB、2,560×1,440ピクセルまでは3GBに変更された。

これは、Windows Inkなど多様な機能を追加し、Windows 10 MobileもContinuum for Phoneの動作を快適にさせるため、メモリー要件を変更したのだろう。なお、TPMWindows 10 バージョン1607からサポートする各セキュリティ機能に用いられるが、搭載していない自作PCでもWindows 10は動作する。日本語版最小ハードウェア要件は本稿を執筆している7月末時点でも、古いままであること踏まえると、あまり重要ではないのかもしれない。